地域包括ケアシステムについて
 
 彦根市では、この平成29年4月から「介護予防・日常生活支援総合事業」という、新たなサービスが開始されています。これは、いわゆる「地域包括ケアシステム」を推進していく中で、非常に重要と位置づけられており、彦根市でもその充実に向けて、取り組みを進めているところです。

 「介護予防・日常生活支援総合事業」は、まだまだ耳慣れない言葉かと思いますが、「地域包括ケア」や「地域包括ケアシステム」といった言葉は、見聞きされたことがある方も多いかもしれません。

 それでは、そもそも「地域包括ケアシステム」とはなんぞや?ということですが・・・

 
 
 この図は、「地域包括ケアシステム」を表す「植木鉢モデル」と言われているものです。一番下の土台、基礎の部分に「本人の選択と本人・家族の心構え」とあります。これは、その上にある、高齢者住宅や施設、様々なサービスや医療と介護の連携など、そういったことも大事だけれども、それを活かすには「本人の選択と本人・家族の心構え」が必要、というようにも読み取れると思います。

   
 もうひとつ、別の図があります。こちらは、元日経新聞編集委員でジャーナリストの浅川澄一氏が描かれたものです。「植木鉢モデル」とは、ずいぶん違うようです。家族という支えがあって、自分に合った器(住まい)や、生活を支える栄養豊かな土、光合成に必要な葉っぱがあって、そういった様々な助けがあって、「本人の選択」が花を咲かせる、そんなイメージのように感じませんでしょうか?

 
 厚労省の言う「地域包括ケアシステム」とは、「重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを、人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される」体制ということのようです。
 そういった体制を活かせるように、まずは「本人の選択と、本人・家族の心構え」が必要、という考え方と、そういった体制があることで、「本人の選択」が花開く、という考え方。皆さんは、どちらが望ましいとお考えになるでしょうか。私たちが「我がこと、自分ごと」として、こういったことを考えていくことが、我が町の「地域包括ケアシステム」構築に繋がっていくのかもしれません。