終い支度を考えるときがきたようです
 
 以前に、このページに投稿したことがありますが、私は活け花を趣味とし、かれこれ〇十年精進稽古をしてきました。
 私には、活け花を共に手掛ける“相棒”がいました。互いに気心があうというのか、活け方の工夫や、水揚げの技法を研究してみたり、あれこれと手の内の技術を惜しげもなく教え合うなど、時に厳しく時に楽しく、また時々の心模様を互いに察しながら稽古に邁進してきました。

 

青蓮院門跡にて
 その相棒を、昨年、華道展の直前に、突然なくしました。相棒は高齢でしたから、「いつかはそういう時がくるのだろうなあ」と、ぼんやり思っていた私の不覚でした。不意を突かれてしまいました。
 相棒はご主人を看取り、一人暮らしをしていましたが、親族の手をわずらわすことがないように、様々な手続きや遺言を置いていたと、ご親族より伺いました。突然、相棒をなくした私はあわてたけれど、最後のくくり、お見事です。

 
 両親を看取り、舅姑を看取り、夫の姉を看取り、そして今回の相棒の喪失。身のまわりが寂しくなってきたからでしょうか、自分自身の始末のつけ方を、自分で支度しておこうと、整理整頓を少しずつ始めるようになりました。
 自分の事は最後のことまで自分の意思で決め、記録に残し身内に納得しておいてもらおうかなと思っています。