いとおしい命
 
 現在テレビで放映されているTBS「金曜ドラマ『コウノドリ』」をご覧になっている方もいらっしゃるかと思いますが、私も毎週欠かさず楽しみに観ております。
 このお話は、原作の漫画を実写ドラマ化されたもので、産婦人科を舞台に決して大げさではないリアルな産科医療の現場を描かれているヒット作です。「出産」に関する医療従事者と患者のあたたかい人間ドラマをベースに「妊娠」「出産」で生まれる人と人との結びつき、夫婦、そして親子のあり方、「命」が誕生するまで、誕生した後の葛藤、倫理、医療関係者と患者の関係など、命が誕生する「奇跡」がテーマになっています。またシリーズ2作目の今回は、「生まれてきたことの意味」「命を授かる奇跡」が描かれ、自分の身近な人の、あるいは見知らぬ人の「命」について感じ、考え、生きることに感謝する、自分たちが生きている意味を考えるキッカケになってほしいとのメッセージもあるようです。「どんな命も意味のない命なんか無い。生まれてこなかった方が良かった命なんか無い」生まれてきた全ての人へ捧ぐ、いとおしい「命」の物語です。


 私は、このドラマの回し者でも何でもないのですが、毎回観るたびに素直に感動でき、涙してしまう素晴らしいお話だと思っています。私自身が生まれてきたこと、妊娠・出産できたこと、子どもたちや家族が元気で生きていること、そのものすべてが奇跡で、感謝すべきことなんですね。普段の日常ではなかなか感じることができない私なのですが、このドラマを通して、改めて感じています。大げさかもしれませんが、世界中のみんなが「命」について原点に戻って考えることができたのなら、きっと恐ろしいできごとや子どもたちが不安に感じることのない、ささやかな幸せのある平和な世の中になるのではないでしょうか。なんて恥ずかしながら思いました。